カボチャの健康効果を最も効率的に享受できるシュガーレスパンプキンプリン
■2018年9月28日:「くるみ入りアレンジ」追記
前回、カボチャの健康効果について、「胃がん疾患リスクを大きく下げる」ことから、「野菜にしてはGI値は高めであるが避けるべきではない」ことを紹介した。
カボチャ料理の罠
代表的なカボチャ料理として煮物や天ぷらがあるが、砂糖を多量に使用したり、衣から「精製小麦+油」を摂取してしまうことで、健康効果が損なわれる恐れがある。
カボチャそのものの味がよければ、砂糖を使わないシンプルなおかずになりうるものの、カボチャの見た目から甘さと美味しさを判断するのは困難だ。
デザートにしてしまう
カボチャはウリ科の植物であるが、芋のような甘みのあるほくほくした食感が特徴であり、主食(玄米)のおかずとしては適さない。
かといって甘みが強いとカボチャそのものを主食とするのも無理がある。そこで、別腹として食べる食後のシュガーレスデザートにしてしまうのが、最も無理なくカボチャを摂取できる方法だと考えて実践してみた。
シュガーレスパンプキンプリンのレシピ
1.材料はカボチャ+卵+牛乳のみ
シュガーレスパンプキンプリン4人前
カボチャ小〜中1個:400~500gくらい
卵:1個
牛乳:100ml
2.カボチャを切ってレンジで10分
・柔らかくなればOK
3.卵と温めた牛乳を加えて滑らかに混ぜ合わせる
・カボチャは皮をスプーンで取っておく
4.オーブンで160~180度で20~25分加熱
5.冷やして完成
ここまで安心・安全で健康的なデザートが他にあるだろうか。コーヒーとも相性抜群だ。
くるみ入りアレンジ
砕いたクルミを散らしたり、混ぜ込んだりするとさらに味・食感がよくなり、より健康効果も上がる。
オーブン180℃25分と強めに焼いたベイクドケーキスタイルも美味しい。
卵の安全性について
ちなみに卵の食べすぎは健康を損ねる可能性があるが、1日1個未満なら心不全(下図参照)や糖尿病のリスクを上げないことが分かっているので安心して欲しい。
Egg Consumption and Risk of Heart Failure in the Physicians’ Health Study